2日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日のNY市場で長期金利が低下し、米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、米金融引き締め長期化への警戒感が和らいだ。1日まで開かれた米連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利が据え置かれた上、米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長は会合後の記者会見で12月のFOMCでの利上げ見送りの可能性を否定しなかった。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.55％高の17366.80ポイントで推移している。個別では、ハイテク株の小米集団（01810）とレノボグループ（00992）、香港不動産関連のLink REIT（00823）と九龍倉置業地産（01997）が大幅高。ネット株のアリババ集団（09988）と百度（09888）も買われている。半面、医薬品関連の国薬控股（01099）、中国生物製薬（01177）、薬明生物技術（02269）が下落。

　2日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸スタート。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長の1日の記者会見での発言を受けて、米追加利上げへの警戒感が和らぎ、買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.38％高の3034.61ポイントで推移。セクター別では、ゲーム、保険が全面高。文化・メディア、コンシューマーエレクトロニクス、証券も買われている。半面、電子化学品、不動産サービス、風力発電設備、酒造などが安い。

上海総合指数
　始値：3028.66ポイント
　前日比：5.58ポイント
　騰落率：0.18％

上海B株指数
　始値：229.75ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：9842.56ポイント
　前日比：15.83ポイント
　騰落率：0.16％

深センB株指数
　始値：1047.68ポイント
　前日比：-0.34ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3580.07ポイント
　前日比：9.04ポイント
　騰落率：0.25％