1日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長がきょう、米連邦公開市場委員会（FOMC）の後に会見を開く予定で、今後の米金融政策の姿勢を見極めたいとのムードが強い。前日のNY市場で米株式相場が上昇した流れを引き継いだ買いが入る半面、中東の地政学リスクが引き続き警戒されている。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.08％高の17125.89ポイントで推移している。個別では、ビール大手の華潤ビール（00291）とバドワイザーAPAC（01876）、スマートフォン大手の小米集団（01810）が高い。半面、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が急落。金鉱株の紫金鉱業集団（02899）、海運株の東方海外（00316）も売られている。

　1日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。高く寄り付いた後、上げ幅をやや縮小してもみ合う展開。10月の財新中国製造業購買担当者景気指数（PMI）の発表を日本時間の午前10時45分に控え、様子見気分が漂う。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.30％高の3027.90ポイントで推移。セクター別では、ゲームが全面高。酒造、通信サービス、インターネットサービスなども高い。半面、貴金属、バッテリー素材、不動産開発・サービスなどが売られている。

上海総合指数
　始値：3038.18ポイント
　前日比：19.41ポイント
　騰落率：0.64％

上海B株指数
　始値：230.09ポイント
　前日比：0.07ポイント
　騰落率：0.03％

深セン成分指数
　始値：9897.93ポイント
　前日比：34.13ポイント
　騰落率：0.35％

深センB株指数
　始値：1059.79ポイント
　前日比：4.50ポイント
　騰落率：0.43％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3605.76ポイント
　前日比：33.25ポイント
　騰落率：0.93％