27日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日は3日続伸し、心理的節目の3000ポイントに近い水準で終えたとあって、いったん利益を確定する売りが先行。もっとも、好決算を手掛かりとする買いも入り、相場を下支えしている。

　指数は日本時間午前10時49分現在、前日比0.01％高の2988.64ポイントで推移している。セクター別では、保険と証券、採掘、貴金属が全面安。一方、自動車、空運、公共事業が買われている。

　27日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日のNY市場は主要3指数がそろって下落したが、ハンセン指数は11カ月超ぶりの安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが優勢となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.71％高の17165.45ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）やHSBC（00005）、アリババ集団（09988）などが買われて指数を押し上げている。シノペック（00386）や恒隆地産（00101）も高い。半面、中国人寿保険（02628）や信義光能（00968）の下落が目立つほか、前日急落した李寧（02331）も下げている。

上海総合指数
　始値：2978.40ポイント
　前日比：-9.90ポイント
　騰落率：-0.33％

上海B株指数
　始値：224.88ポイント
　前日比：0.76ポイント
　騰落率：0.34％

深セン成分指数
　始値：9535.65ポイント
　前日比：-30.45ポイント
　騰落率：-0.32％

深センB株指数
　始値：1041.21ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3501.17ポイント
　前日比：-12.97ポイント
　騰落率：-0.37％