26日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まり、前日終値を挟んで一進一退。朝方は前日の米株式相場の反落を受けた売りが先行。ただ、下値支持線として意識された17000ポイントに近い水準で買い直しが入り、一時は指数が上げに転じた。

　指数は日本時間午前10時53分現在、前日比0.14％安の17061.41ポイントで推移している。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）や銀行株の中国建設銀行（00939）が買われている。食品大手の康師傅控股（00322）と万洲国際（00288）、衛生用品大手の恒安国際集団（01044）も高い。半面、スポーツ用品の李寧（02331）が急落。2023年7−9月期の「李寧」ブランドの既存店売上高が1桁台半ばの減少だったと発表し、失望売りが膨らんだもよう。医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）、電動工具の創科実業（00669）も下落している。

　26日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。米長期金利の上昇や米金融引き締めの長期化懸念から売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.08％安の2971.63ポイントで推移。セクター別では、電機と電源設備が全面安。太陽光・風力発電設備、不動産サービスも売られている。半面、教育、銀行、通信サービスの一角が堅調。

上海総合指数
　始値：2960.10ポイント
　前日比：-14.01ポイント
　騰落率：-0.47％

上海B株指数
　始値：224.25ポイント
　前日比：-0.13ポイント
　騰落率：-0.06％

深セン成分指数
　始値：9470.49ポイント
　前日比：-57.82ポイント
　騰落率：-0.61％

深センB株指数
　始値：1042.40ポイント
　前日比：-0.60ポイント
　騰落率：-0.06％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3484.78ポイント
　前日比：-19.68ポイント
　騰落率：-0.56％