週明け23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比1.47％安の2939.29ポイントだった。深セン成分指数は1.51％安の9425.98ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7211億2000万元だった。

　上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。米国の高金利による景気悪化が懸念されたほか、中東情勢の一段の緊迫化なども警戒され、相場の重しとなった。政府系メディアの『証券時報』が23日、「適時に不動産価格の規制を緩和し、市場の信頼を一層高める」とする論評記事を掲載したが、市場への影響は限定的だった。一方、決算などを材料に個別物色の動きが活発だった。指数は後場に入って下げ幅を拡大すると、終値は昨年10月31日以来、約1年ぶり安値を付けた。セクター別では、太陽光発電やバッテリー素材、教育、採掘、石油がほぼ全面安となるなど、ほぼ全セクターで売りが優勢だった。半面、軍需や自動車の一角が買われた。

　A株市場では、台湾の鴻海科技集団傘下の電子設備メーカー、富士康工業互聯網（601138）がストップ安。鴻海科技集団傘下の富士康科技集団（フォックスコン）に対して中国本土の税務当局などが調査を実施しているとの報道が嫌気された。作業員が原材料倉庫で放尿したとの報道を受けて説明公告を発表した青島ビール（600600）は一時7％超下げた。半面、欧菲光集団（002456）が8％超上昇した。第3位株主が一部保有株を売却したが、向こう6カ月は売却しないことを承諾したと発表した。

　上海B株指数は1.82％安の219.01ポイント、深センB株指数は1.21％安の1023.27ポイント。

上海総合指数
　引値：2939.29ポイント
　前日比：-43.77ポイント
　騰落率：-1.47％

上海B株指数
　引値：219.01ポイント
　前日比：-4.05ポイント
　騰落率：-1.82％

深セン成分指数
　引値：9425.98ポイント
　前日比：-144.38ポイント
　騰落率：-1.51％

深センB株指数
　引値：1023.27ポイント
　前日比：-12.58ポイント
　騰落率：-1.21％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3474.24ポイント
　前日比：-36.35ポイント
　騰落率：-1.04％

　週明け23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.80％安の2959.22ポイントだった。深セン成分指数は0.81％安の9492.76ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4414億9900万元だった。

　上海総合指数は前週末のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、マイナス圏で軟調に推移した。米国の高金利による景気悪化が懸念されたほか、中東情勢の一段の緊迫化なども警戒され、相場の重しとなった。政府系メディアの『証券時報』が23日、「適時に不動産価格の規制を緩和し、市場の信頼を一層高める」とする論評記事を掲載したが、市場への影響は限定的だった。セクター別では、バッテリーやバッテリー素材、貴金属、宝飾がほぼ全面安となったほか、太陽光発電設備や繊維・アパレルを中心に幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、通信設備や航空・宇宙の一角が買われた。

　上海B株指数は1.27％安の220.22ポイント、深センB株指数は0.89％安の1026.61ポイントだった。