■サンズ・チャイナ（01928）：2023年7−9月期決算（米国会計基準）の純損益は2億3100万米ドルの黒字に転換した（前年同期は4億7200万米ドルの赤字）。売上高は17億8000万米ドルと前年同期の7.1倍に達した。

■国美零售（00493）：同社が広東省の一部店舗を閉鎖したとの報道を受け、18日大引け後に事情説明の公告を発表した。2023年9月末時点で広東省にある同社の直営店は2カ所、フランチャイズ店107カ所で、6月末時点はそれぞれ14カ所、181カ所だった。

■中国鉄路通信信号（03969/688009）：18日大引け後、親会社が同日から6カ月以内に、上海証取で5000万−1億元を投じて中国鉄路通信信号A株を追加取得する計画を明らかにした。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：87.27
　　前日比：0.61
　　騰落率：0.70％

　COMEX金 中心限月
　　終値：1968.30
　　前日比：32.60
　　騰落率：1.68％

　LME銅 3カ月物
　　終値：7972.65
　　前日比：2.15
　　騰落率：0.03％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2186.85
　　前日比：11.54
　　騰落率：0.53％

　19日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米国ではインフレ圧力の高まりに伴う金融引き締め長期化への警戒感が強く、18日のNY債券市場で米10年国債利回りが一時4.92％と2007年7月以来約16年ぶりの高水準を付けた。米長期金利の上昇を受け、香港市場でもハイテク・グロース株が売られて相場の重荷となりそうだ。

　決算発表や業績見通しを受けた個別銘柄の物色が活発に行われそうだ。取引所運営の香港証券取引所（00388）や通信キャリアのチャイナ・テレコム（00728）があす、2023年7−9月期決算を発表する。また、中国国家統計局がきょう発表する9月の主要70都市住宅価格が注目の材料となるだろう。

　18日のNY株式相場は、ダウ平均が4営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は続落した。中東情勢を巡る緊張の高まりが投資マインドの悪化につながった。米原油先物相場が上昇し、インフレ再燃への警戒が強まったことも、株式相場の重荷となった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は保険株のAIAグループ（01299）と中国平安保険（02318）、大型ネット株のテンセントと美団（03690）、中国スマートフォン大手の小米集団（01810）が香港終値を下回って終えた。