18日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。7−9月期国内総生産（GDP）や9月小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表を日本時間の11時に控え、様子見ムードが広がっている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.35％安の3072.67ポイントで推移。セクター別では、ゲームと教育が全面安。風力発電設備、ソフトウエアサービス、通信サービスも売られている。半面、貴金属が全面高。

　18日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。17日のNY市場で米長期金利が上昇し、ハイテク株が下落した流れを引き継いだ。きょう午前に中国の国内総生産（GDP）など主要指標が発表されるとあって、様子見気分が強い。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.51％安の17682.43ポイントで推移。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）、百度（09888）、美団（03690）が売られている。パソコン大手のレノボグループ（00992）が急落したほか、医薬品関連の薬明生物技術（02269）と阿里健康（00241）も安い。半面、新エネルギー車のBYD（01211）が大幅高。前日大引け後に発表した2023年1−9月期業績見通しを受け、買いが膨らんだ。半導体ファウンドリーのSMIC（00981）は大幅に続伸。

上海総合指数
　始値：3076.58ポイント
　前日比：-6.92ポイント
　騰落率：-0.22％

上海B株指数
　始値：229.70ポイント
　前日比：-0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：9914.02ポイント
　前日比：-26.20ポイント
　騰落率：-0.26％

深センB株指数
　始値：1075.34ポイント
　前日比：-0.58ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3631.07ポイント
　前日比：-8.33ポイント
　騰落率：-0.23％