連休明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.69％安の3088.94ポイントだった。深セン成分指数は0.68％安の10040.81ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4883億6200万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた後、ほどなくして心理的節目の3100ポイントを割り込んだ。中秋節・国慶節連休の消費が予想されていたほど伸びなかったとの見方が出て、中国景気の先行き不安が地合いを悪化させた。米国が半導体製造装置の中国向け輸出規制をまもなく強化すると外電が先週伝えたことを受け、米中対立の激化も警戒された。もっとも、売り一巡後は下げ幅をやや縮小し、中盤以降は3090ポイント付近でもみ合った。

　セクター別では、観光・ホテル、不動産開発が全面安。宝飾品、文化メディア、不動産サービスなども安い。半面、造船が全面高となったほか、自動車、自動車部品が買いを集めた。

　上海B株指数は2.34％安の230.69ポイント、深センB株指数は0.67％安の1106.53ポイント。

上海総合指数
　引値：3088.94ポイント
　前日比：-21.54ポイント
　騰落率：-0.69％

上海B株指数
　引値：230.69ポイント
　前日比：-5.53ポイント
　騰落率：-2.34％

深セン成分指数
　引値：10040.81ポイント
　前日比：-68.72ポイント
　騰落率：-0.68％

深センB株指数
　引値：1106.53ポイント
　前日比：-7.46ポイント
　騰落率：-0.67％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3667.68ポイント
　前日比：-21.84ポイント
　騰落率：-0.59％

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