6日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比1.58%高の17485.98ポイントだった。中国企業指数は1.47%高の5974.30ポイント。メインボードの売買代金は概算で479億8000万HKドルにとどまった。
ハンセン指数はほぼ全面高で始まり、序盤に上げ幅を広げた。前日終値は約11カ月ぶりの安値圏だっただけに、幅広いセクターで買い直しが優勢。米長期金利の上昇が一服したことで投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。10日移動平均線(大引け時点で17527.51ポイント)を超える水準では売りが出て、中盤以降は上値の重さが目立ったものの、終値は9月29日以来1週間ぶりの高値となった。ただ、9月の米雇用統計の発表をこの日の夜に控えて見送りムードが強く、商いは低調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、金融株の中銀香港(
02388)、中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)、大型ネット株の美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導した。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)は4%超上昇。不動産株の龍湖集団(
00960)、医薬品株の中国生物製薬(
01177)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)は続伸した。一方、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)が逆行安。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.55%高の3816.15ポイントと続伸。画像認識システムのセンスタイム(
00020)、ヘルステックの平安健康医療科技(
01833)、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が高い。半面、中国ミニブログ大手のウェイボー(
09898)が売られた。