6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.81％高の17526.08ポイントだった。中国企業指数は1.83％高の5995.82ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で280億2000万HKドル。

　ハンセン指数はほぼ全面高で始まり、序盤に上げ幅を広げた。前日は反発したものの、終値は依然として約11カ月ぶりの安値圏だっただけに、幅広いセクターで買い直しが優勢。一時は上昇率が2％を超え、10日移動平均線（前引け時点で17531.52ポイント）を上抜けた。米長期金利の上昇が一服したことで投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。ただ、9月の米雇用統計の発表を香港時間きょう夜に控えて見送りムードが強く、商いは低調だった。

　個別では、金融株の中銀香港（02388）、中国建設銀行（00939）、招商銀行（03968）、AIAグループ（01299）が買われて相場の上昇を主導した。医薬品ネット通販の阿里健康（00241）と都市ガスの新奥能源（02688）は急反発。香港不動産株の恒隆地産（00101）と恒基兆業地産（00012）、自動車販売の中升集団（00881）も高い。一方、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）が逆行安。

ハンセン指数
　引値：17526.08ポイント
　前日比：312.21ポイント
　騰落率：1.81％

中国企業指数
　引値：5995.82ポイント
　前日比：107.84ポイント
　騰落率：1.83％

レッドチップ指数
　引値：3475.19ポイント
　前日比：53.83ポイント
　騰落率：1.57％

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