6日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日は反発したものの、終値は依然として約11カ月ぶりの安値圏だっただけに、幅広いセクターで買い直しが先行。米長期金利の上昇が一服したことで投資家が運用リスクを取りやすくなり、ほぼ全面高の展開となっている。

　指数は日本時間午前10時45分現在、前日比1.53％高の17477.63ポイントで推移している。個別では、ネット株の美団（03690）と百度（09888）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）と京東健康（06618）が買われている。香港不動産株の恒隆地産（00101）も高い。一方、石油株のCNOOC（00883）が逆行安。

ハンセン指数
　始値：17370.03ポイント
　前日比：156.16ポイント
　騰落率：0.91％

中国企業指数
　始値：5936.39ポイント
　前日比：48.41ポイント
　騰落率：0.82％

レッドチップ指数
　始値：3416.04ポイント
　前日比：-5.32ポイント
　騰落率：-0.16％

■アリババ集団（09988）：英紙『フィナンシャル・タイムズ』は5日、アリババ子会社の菜鳥網絡（ツァイニャオ）が運営するベルギー東部リエージュ空港の欧州物流拠点を、同国情報機関がスパイ活動の疑いで監視していると報じた。

■ハンセン銀行（00011）：2023年7−9月期の配当を1株当たり1.1HKドルとすると発表した。権利落ち日は10月18日、支払日は11月9日の予定。

■融創中国（01918）：オフショア債務の再編計画が香港の高等法院により5日に承認された。