5日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.10%高の17213.87ポイントだった。中国企業指数は0.09%高の5887.98ポイント。メインボードの売買代金は概算で470億HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で推移したが、後場は上値の重さが目立ち、大引けにかけて上げ幅を縮小した。前日の米株高が好感されたほか、指数は前日に終値で昨年11月10日以来およそ11カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、本土市場が今週いっぱい休場とあって、勢いを欠いたほか、6日に米雇用統計が発表される予定で、様子見ムードも強まり、相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、JDドットコム(
09618)やAIAグループ(
01299)が買われて指数を支えたほか、バドワイザーAPAC(
01876)は5%超上昇。万洲国際(
00288)や華潤ビール(
00291)も高かった。半面、創科実業(
00669)や阿里健康(
00241)、薬明生物技術(
02269)などが売られた。
この他では、100億米ドル規模のオフショア債務を再編する計画を香港の裁判所が承認したと伝わり、融創中国(
01918)が6%超上昇した。前日のNY市場でテスラが大幅高となったことを受け、理想汽車(
02015)や蔚来集団(
09866)も買われた。