4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.04%安の17151.61ポイントだった。中国企業指数は1.34%安の5869.20ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で315億6000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。米連邦準備理事会(FRB)による高金利政策の長期化見通しが一段と強まり、前日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。米長期金利の上昇を受け、ハイテク株を中心に売りが優勢。高度技術を巡る米中対立の激化も警戒されている。もっとも、下落率が1%付近の水準では安値を拾う買いが入って相場を下支えした。
個別ではネット株の百度(
09888)、トリップ・ドットコム(
09961)、美団(
03690)が大きく売られ、相場の重荷となった。スポーツ用品の李寧(
02331)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)は大幅に続落。新エネルギー車のBYD(
01211)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)も安い。半面、香港不動産関連の新世界発展(
00017)、新鴻基地産(
00016)、Link REIT(
00823)、恒基兆業地産(
00012)がそろって上昇。アジア保険会社のAIAグループ(
01299)も買われた。