3日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比2.30％安の84.54米ドルと続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も2.92％安の129.17米ドルと続落した。主な中国関連ネット・IT株の3日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：84.54米ドル（-2.30％）
　■百度（BIDU）：129.17米ドル（-2.92％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：33.24米ドル（-4.92％）
　■JDドットコム（JD）：28.46米ドル（-2.10％）
　■ウェイボー（WB）：12.21米ドル（-2.94％）
　■ネットイース（NTES）：98.82米ドル（-0.87％）
　■モモ（MOMO）：6.89米ドル（-3.37％）
　■レンレン（RENN）：0.96米ドル（-4.00％）
　■捜狐（SOHU）：9.34米ドル（+0.32％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：1.91米ドル（-1.04％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：6.19米ドル（-2.37％）

　3日のNY株式相場は大幅安。8月JOLTS求人件数が予想を上回る強い結果となり、米国債利回りが上昇したことでセンチメントが悪化した。米連邦準備理事会（FRB）による高金利政策の長期化見通しが一段と強まったことで、住宅株や金融株、ハイテク株などが軒並み下落した。

　ダウ平均は430.97米ドル安（-1.29％）と大幅に3日続落。やや軟調にスタートすると、JOLTS求人件数の発表後に下落幅を拡大。米10年債利回りが一時4.8％を上回ったことで一時517米ドル安まで下落幅を拡大した。S&P500も1.37％安と大幅反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.87％安と5日ぶりの大幅反落となった。

　ダウ平均の終値は33002.38米ドルとなり、年初来で0.44％安とマイナス圏に突入。一方、S&P500は10.16％高、ナスダック総合は24.77％高となった。S&P500の11セクターは公益（+1.17％）を除く10セクターが下落。一般消費財が2.59％安となったほか、不動産、IT、金融、コミュニケーションが1％超下落した。投資家の不安心理を示すVIX指数は19.78ポイントと前日比2.17ポイント上昇。一時5月24日以来となる20.48ポイントまで上昇した。

　寄り後に発表された8月JOLTS求人件数は961万件と予想前月分の892万件や予想の880万件を上回った。強い求人件数を受けて米10年債利回りは前日の4.683％から一時4.810％と2007年8月以来の水準まで上昇し、4.796％で終了した。米30年債利回りも一時4.95％まで上昇し、5.0％台が視野入りした。

【1Q決算】安科系統（08353）
【権利落日】激成投資（00184）(中間配当）
【権利落日】中国生物製薬（01177）(中間配当）
【権利落日】上海先鋒控股（01345）(中間配当）
【権利落日】国際家居零售（01373）(特別配当）
【権利落日】国際家居零售（01373）(期末配当）
【権利落日】富臨集団（01443）(特別配当）
【権利落日】華新手袋国際（02683）(特別配当）