連休明け3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比2.98％安の17278.37ポイントだった。中国企業指数は3.36％安の5942.01ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で554億1000万HKドル。

　ハンセン指数は安く寄り付くと、下げ幅を拡大した。米長期金利の上昇や、米連邦準備理事会（FRB）による高金利政策の長期化見通しが嫌気されたほか、中国景気の先行き不安も引き続き重荷。連休中に国家統計局が発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）は50.2となり、6カ月ぶりに50を上回った一方、中国メディアの財新と英IHSマークイット発表の財新中国製造業PMIが予想を下回り、財新中国サービス業PMIは50.2と年初来の低水準を更新した。

　個別では、自動車ディーラーの中升集団（00881）、不動産管理会社の碧桂園服務（06098）、医薬品メーカーの石薬集団（01093）、翰森製薬（03692）、中国生物製薬（01177）の下げがきつい。香港コングロマリットの新世界発展（00017）が6％超安と急落した。2023年6月期期末配当の予想下振れが売り材料となったもよう。中国保険大手の中国平安保険（02318）や、石油メジャーのペトロチャイナ（00857）とシノペック（00386）、大型ネット株の美団（03690）も大幅安。半面、アジア生保大手のAIAグループ（01299）が小幅高。

ハンセン指数
　引値：17278.37ポイント
　前日比：-531.29ポイント
　騰落率：-2.98％

中国企業指数
　引値：5942.01ポイント
　前日比：-206.32ポイント
　騰落率：-3.36％

レッドチップ指数
　引値：3430.81ポイント
　前日比：-112.78ポイント
　騰落率：-3.18％

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