28日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合っている。中国政府による景気対策への根強い期待が引き続き地合いを支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.29％高の31116.31ポイントで推移している。セクター別では、石炭、教育、造船が全面高。採掘、コンシューマーエレクトロニクス、通信設備・通信サービスも高い。半面、貴金属、医療サービス、航空・空港運営、製薬などが売られている。

　28日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。原油高などを背景に米連邦準備理事会（FRB）の金融引き締めが長期化するとの懸念から、売りが先行している。27日のNY市場で原油先物相場が続伸し、インフレ再燃が警戒されて米長期金利が上昇した。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.43％安の17536.88ポイントで推移。個別では、大型株の美団（03690）とAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となっている。不動産株の華潤万象生活（01209）と龍湖集団（00960）、電動工具の創科実業（00669）も安い。半面、石油株のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）、石炭株の中国神華能源（01088）が高い。

上海総合指数
　始値：3117.75ポイント
　前日比：10.43ポイント
　騰落率：0.34％

上海B株指数
　始値：237.14ポイント
　前日比：0.36ポイント
　騰落率：0.15％

深セン成分指数
　始値：10131.66ポイント
　前日比：27.34ポイント
　騰落率：0.27％

深センB株指数
　始値：1116.90ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3711.21ポイント
　前日比：10.71ポイント
　騰落率：0.29％