25日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.22％安の87.22米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.23％安の132.05米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の25日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：87.22米ドル（-1.22％）
　■百度（BIDU）：132.05米ドル（-0.23％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：35.84米ドル（+0.03％）
　■JDドットコム（JD）：29.78米ドル（-2.07％）
　■ウェイボー（WB）：12.28米ドル（-0.08％）
　■ネットイース（NTES）：100.82米ドル（-1.00％）
　■モモ（MOMO）：7.11米ドル（+0.42％）
　■レンレン（RENN）：1.05米ドル（-1.42％）
　■捜狐（SOHU）：9.84米ドル（-0.61％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：1.88米ドル（-4.57％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：6.30米ドル（+0.32％）

　25日のNY株式相場は5営業日ぶりに反発。利上げの長期化懸念を背景に米10年債利回りが前日比+0.10％の4.542％と2007年の4.57％以来の水準まで上昇したものの、9月に入り主要3指数がそろって大幅安となったことで、最終週を迎えた買い戻しの動きが強まったS&P500が6月以降のサポート・ラインの4300ポイントに接近したものの、同水準を割り込まなかったことや、アマゾンが巨額AI投資を発表し、AIラリーの復活期待も支援となった。

　ダウ平均は軟調にスタートすると、ほぼ終日マイナス圏で推移したが、43.04米ドル高（+0.13％）と小幅に上昇して終了。S&P500とナスダック総合も先週末水準を挟んだ動きとなったが、最終盤に上昇し、それぞれ0.40％高、0.45％高で終了。主要3指数がそろって5日ぶりの反発となった。

　S&P500の11セクターはエネルギーの1.28％高を筆頭に8セクターが上昇。素材、一般消費財、ヘルスケア、ITも0.5-0.8％上昇した。一方、生活必需品、公益、不動産のディフェンシブ3セクターが下落した。

　米国の債務上限問題を巡っては週末に議会での進展が見られず、格付け会社のムーディーズは月曜日、政府機関の閉鎖は格下げ要因になると警告した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の17.20ポイントから一時18.41ポイントを付け、8月18日以来の水準まで上昇したが、16.90ポイントと先週末を下回って終了した。

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