22日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。米新規失業保険申請件数が予想以上に強い結果となり、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めが長期化するとの見方が重荷。もっとも、指数はおよそ1カ月ぶりの安値圏で推移しているだけに、値ごろ感が出た銘柄を買い戻す動きが相場をある程度支えている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.04％安の3083.36ポイントで推移。セクター別では、貴金属、電子化学品、不動産サービス、製薬などが安い。半面、証券が全面高。通信設備やゲームなども買われている。

上海総合指数
　引値：3082.83ポイント
　前日比：-1.87ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　引値：230.93ポイント
　前日比：0.23ポイント
　騰落率：0.1％

深セン成分指数
　引値：9985.07ポイント
　前日比：3.40ポイント
　騰落率：0.03％

深センB株指数
　引値：1109.61ポイント
　前日比：0.83ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3669.54ポイント
　前日比：-2.90ポイント
　騰落率：-0.08％

　22日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米新規失業保険申請件数が予想以上に強い結果となり、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めが長期化するとの見方から前日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。米長期金利の上昇を受け、運用リスクを回避する目的の売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.27％安の17607.80ポイントで推移している。個別では、不動産株の華潤万象生活（01209）と九龍倉置業地産（01997）、龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）が安い。ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）も下げている。半面、発電大手の華潤電力控股（00836）、オンラインゲームのネットイース（09999）が買われている。