21日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.29%安の17655.41ポイントだった。中国企業指数は1.33%安の6099.26ポイント。メインボードの売買代金は概算で774億2000万HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、終日マイナス圏で軟調に推移した。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が市場予想通りに据え置かれたものの、年内の追加利上げの可能性が示されたことを受け、香港市場でも売りが広がった。この日の中国本土市場の下落も嫌気された。一方、広州市が住宅購入規制などを緩和したことを受けて北京や上海も追随するとの期待が広がり、不動産株の一角が買われたものの、勢いは限定的だった。終値は8月21日以来、1カ月ぶり安値だった。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)やアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)が2%超下落し、指数を押し下げた。阿里健康(
00241)や華潤万象生活(
01209)、中国宏橋(
01378)の下落も目立った。半面、周大福珠宝(
01929)や中国蒙牛乳業(
02319)、海底撈国際(
06862)などが買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.85%安の3849.27ポイント。阿里健康のほか、小鵬汽車(
09868)や万国数拠(
09698)が下落率上位だった。この他では、未発表だった決算を発表して約18カ月ぶりに取引を再開した陽光100(
02608)が71.89%安と大幅に下落。