21日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いたものの、上げに転じる展開。中国当局が打ち出した住宅ローン規制の緩和などを手掛かりに不動産株が買われ、相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.03％高の3109.61ポイントで推移。セクター別では、不動産や造船、通信が買われる半面、貴金属・宝飾品、医療、医薬品が売られている。

　21日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。注目された米連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利が市場予想通りに据え置かれたものの、年内の追加利上げの可能性が示されたことで、前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.76％安の17749.57ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やAIAグループ（01299）が売られて指数を押し下げているほか、華潤ビール（00291）や中国宏橋（01378）、碧桂園服務（06098）の下落も目立つ。半面、翰森製薬（03692）や新奥能源（02688）、ホンコン・チャイナガス（00003）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3103.18ポイント
　前日比：-5.39ポイント
　騰落率：-0.17％

上海B株指数
　始値：233.25ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：10050.48ポイント
　前日比：-21.98ポイント
　騰落率：-0.22％

深センB株指数
　始値：1119.79ポイント
　前日比：-1.18ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3698.31ポイント
　前日比：-7.38ポイント
　騰落率：-0.2％