19日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。19日の人民元相場の基準値が1米ドル＝7.1733元に確定し、7日続伸したことなどが好感される半面、米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表を20日に控えて様子見ムードが広がり、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.13％安の3122.00ポイントで推移している。セクター別では、観光・ホテルや自動車部品、ソフトウエア開発などが売られる半面、製薬や医療機械、バイオなどが買われている。

　19日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。原油高によるインフレ再燃で米連邦準備理事会（FRB）が政策金利を長期にわたって高く維持するとの観測が広まり、投資家はリスクを取りにくくなっている。

　指数は日本時間午前10時19分現在、前日比0.17％安の17900.93ポイントで推移。個別では、スポーツ用品の李寧（02331）、宝飾品の周大福珠宝（01929）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）などが安い。半面、電動工具大手の創科実業（00669）、ガス会社の新奥能源（02688）が買われている。

上海総合指数
　始値：3123.99ポイント
　前日比：-1.94ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：236.31ポイント
　前日比：0.03ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：10185.07ポイント
　前日比：-14.97ポイント
　騰落率：-0.15％

深センB株指数
　始値：1134.91ポイント
　前日比：-0.94ポイント
　騰落率：-0.08％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3723.42ポイント
　前日比：-4.29ポイント
　騰落率：-0.12％