15日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.06％安の87.07米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.02％安の135.64米ドルと4日続落した。主な中国関連ネット・IT株の15日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：87.07米ドル（-1.06％）
　■百度（BIDU）：135.64米ドル（-1.02％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：35.91米ドル（+0.76％）
　■JDドットコム（JD）：31.57米ドル（-0.47％）
　■ウェイボー（WB）：11.96米ドル（-0.58％）
　■ネットイース（NTES）：101.50米ドル（-0.26％）
　■モモ（MOMO）：7.17米ドル（-0.69％）
　■レンレン（RENN）：1.12米ドル（-3.81％）
　■滴滴全球（DIDI）：3.43米ドル（-0.58％）
　■捜狐（SOHU）：9.33米ドル（-5.38％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.03米ドル（-2.87％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：6.32米ドル（0％）

　15日のNY株式相場は反落。おおむね強い結果となった経済指標を受けて米国債利回りが上昇したことや、半導体の需要減少懸念を受けて半導体株が幅広く下落したことに加え、株価指数先物・オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプル・ウィッチング・デーでボラティリティが高まったことも下落幅の拡大につながった。前日に331米ドル高と3日ぶりに反発したダウ平均は、軟調にスタートすると、334米ドル安まで下落し、288.87米ドル安（-0.83％）と反落して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.22％安、1.56％安で終了し、ともに3日ぶりに反落した。週間ではダウ平均が0.12％高と小幅に反発した一方、S&P500が0.16％安、ナスダック総合が0.39％安とともに2週続落した。

　業種別ではS&P500の全11セクターが下落。ITが1.95％安となったほか、一般消費財、エネルギー、コミュニケーション、素材も1％超下落。一方、公益、不動産、資本財、金融が比較的小幅な下落にとどまった。経済指標は、注目された9月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値が3.1％と8月分の3.5％から低下し、同5年先期待インフレ率も3.0％から2.7％に低下したものの、9月NY連銀製造業業況指数がマイナス予想に反して上昇し、8月輸入物価も予想以上に上昇。米10年債利回りは前日の4.29％から4.336％に上昇した。

　半導体株はKLAが5.35％安、ラム・リサーチが5.08％安、AMDが4.82％安、エヌビディアが3.69％安と軒並み大幅安。台湾セミコンダクター（TSMC）が取引先に高性能半導体製造装置の出荷を遅らせるよう要請したとのロイター報道が売り材料となった。

【期末決算】ビジョンバリューズ（00862）
【権利落日】中国海外宏洋（00081）(中間配当）
【権利落日】チャイナトラベル・ホンコン（00308）(中間配当）
【権利落日】有利集団（00406）(期末配当）
【権利落日】阜豊集団（00546）(中間配当）
【権利落日】中国海外発展（00688）(中間配当）
【権利落日】中国金茂（00817）(中間配当）
【権利落日】恒安国際集団（01044）(中間配当）
【権利落日】APTサテライト（01045）(中間配当）
【権利落日】雋思集団（01412）(中間配当）
【権利落日】レジーナ・ミラクル（02199）(期末配当）
【権利落日】嘉興市ガス（09908）(中間配当）
【権利落日】建業新生活（09983）(中間配当）