ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、15日は上昇が10業種、下落が2業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　医療・ヘルスケア：9,732.91（+2.19％)
　2　素材：6,379.98（+1.54％)
　3　通信：1,343.21（+1.4％)
　4　一般消費財：2,764.72（+1.22％)
　5　必需消費財：16,862.62（+1.04％)
　6　金融：3,036.33（+1.01％)
　7　コングロマリット：1,361.64（+0.96％)
　8　工業：941.24（+0.78％)
　9　公共事業：4,647.34（+0.56％)
　10　不動産・建設：1,785.02（+0.17％)
　11　情報技術：9,847.91（-0.01％)
　12　エネルギー：9,339.62（-0.43％)

ハンセン指数
　引値：18182.89ポイント
　前日比：134.97ポイント
　騰落率：0.75％

中国企業指数
　引値：6309.59ポイント
　前日比：34.44ポイント
　騰落率：0.55％

レッドチップ指数
　引値：3613.70ポイント
　前日比：21.20ポイント
　騰落率：0.59％

　15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.28％安の3117.74ポイントだった。深セン成分指数は0.52％安の10144.59ポイントと4日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7217億3400万元だった。

　上海総合指数は小動きで始まり、前場は高く推移する場面が目立った。後場に入ると、前日高かった通信関連などが下落して指数をマイナス圏に押し下げた。中国国家統計局がきょう発表した8月の経済指標は強弱入り交じる結果となり、相場全体の方向感を欠いた。小売売上高と鉱工業生産が市場予想を上回った半面、固定資産投資が下振れした。新築住宅価格は主要70都市のうち前月比で下落したのは52都市と、7月から3都市増加。中国人民銀行（中央銀行）は15日付けで金融機関の預金準備率を0.25％下げたが、相場への影響は限られた。

　セクター別では、通信サービスと通信機器が安い。電子化学品、電力、ソフトウエア開発も売られた。一方、医薬品・医療、宝飾品、小売りが買われた。

　A株市場ではハイテク株の下げが目立ち、杭州海康威視数字技術（002415）、海能達通信（002583）、科大訊飛（002230）が売られた。通信機器の中興通訊（000063）と電力の中国交通建設（601800）、証券の海通証券（600837）は大幅に反落。白酒大手の貴州茅台酒（600519）と瀘州老窖（000568）、インフラ建設大手の中国交通建設（601800）も安い。一方、製薬の江蘇恒瑞医薬（600276）、化合物半導体の三安光電（600703）、スーパーマーケットの永輝超市（601933）、映画館運営の万達電影（002739）が買われた。

　上海B株指数は1.34％安の235.49ポイント、深センB株指数は0.48％安の1134.64ポイントとともに反落した。