15日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。中国の小売売上高と鉱工業生産など8月の主要経済指標の発表を前に、様子見ムードが広がっている。中国人民銀行（中央銀行）は15日付けで金融機関の預金準備率を0.25％下げたが、同日の公開市場操作（オペ）で中期貸出制度（MLF）の1年物金利を据え置いた。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.12％安の3122.68ポイントで推移している。セクター別では、通信や半導体、ソフトウエア開発が売られる半面、貴金属・宝飾品、観光、石油が買われている。

　15日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだほか、中国人民銀行（中央銀行）が金融機関の預金準備率を0.25％下げると発表したことも好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.40％高の18119.71ポイントで推移している。個別では、HSBC（00005）が買われて指数を押し上げているほか、紫金鉱業集団（02899）や京東健康（06618）、龍湖集団（00960）の上昇も目立つ。半面、九龍倉置業地産（01997）やトリップ・ドットコム（09961）、BYD（01211）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3133.59ポイント
　前日比：7.04ポイント
　騰落率：0.23％

上海B株指数
　始値：238.79ポイント
　前日比：0.10ポイント
　騰落率：0.04％

深セン成分指数
　始値：10213.61ポイント
　前日比：16.02ポイント
　騰落率：0.16％

深センB株指数
　始値：1141.70ポイント
　前日比：1.59ポイント
　騰落率：0.14％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3740.79ポイント
　前日比：7.28ポイント
　騰落率：0.19％