12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに小反発。前場終値は前日比0.01％高の18098.51ポイントだった。中国企業指数は0.09％安の6292.94ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で454億9000万HKドル。

　ハンセン指数は安く寄り付いた後、ほどなくして心理的節目の18000ポイントを割り込んだ。ただ、売り一巡後は本土市場の上海総合指数に追随して下げ幅を縮小。中盤に18000ポイントを回復すると、終盤は前日終値を挟んでもみ合った。為替市場で人民元安・米ドル高が一服したことが地合いを支えた。もっとも、8月の米消費者物価指数（CPI）の発表を現地時間の13日に控えているほか、15日には中国の主要経済指標と最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）算出の基礎となる中期貸出制度（MLF）金利の発表が予定されており、様子見気分も漂った。

　個別では、新エネルギー車・電池メーカーのBYD（01211）、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業（02319）、マカオカジノの銀河娯楽（00027）、ビールメーカーの華潤ビール（00291）、バドワイザーAPAC（01876）などが高い。半面、石油メジャーのペトロチャイナ（00857）とシノペック（00386）が売られた。中国ネット通販最大手のアリババ集団（09988）が続落した。

ハンセン指数
　引値：18098.51ポイント
　前日比：2.06ポイント
　騰落率：0.01％

中国企業指数
　引値：6292.94ポイント
　前日比：-5.78ポイント
　騰落率：-0.09％

レッドチップ指数
　引値：3584.16ポイント
　前日比：-0.62ポイント
　騰落率：-0.02％

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