8日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。中国の景気鈍化やハイテク分野を巡る米中対立の激化への懸念が引き続き重荷。為替市場で米ドル高・人民元安が一段と進み、中国からの資金流出も警戒されている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.15％安の3117.56ポイントで推移。セクター別では、ゲーム、教育、不動産さービス、採掘などが安い。半面、電子化学品、貴金属、半導体などが買われている。

上海総合指数
　始値：3114.23ポイント
　前日比：-8.12ポイント
　騰落率：-0.26％

上海B株指数
　始値：239.23ポイント
　前日比：-0.09ポイント
　騰落率：-0.04％

深セン成分指数
　始値：10284.48ポイント
　前日比：-36.96ポイント
　騰落率：-0.36％

深センB株指数
　始値：1139.98ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3747.65ポイント
　前日比：-10.82ポイント
　騰落率：-0.29％

　香港証券取引所は8日朝方、同日前場の取引を中止すると発表した。香港天文台が日本時間午前10時の時点で黒色暴雨（ブラックレインストーム）警報を維持していることに対応した措置。警報が日本時間午前10時までに解除された場合、解除から2時間後に取引が始まる。日本時間午後1時の時点でも発令中のままであれば、取引は終日中止となる。