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7日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比1.34%安の18202.07ポイントだった。中国企業指数は1.39%安の6314.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で868億4000万HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、終日マイナス圏で軟調に推移した。米8月ISM非製造業総合指数(PMI)が市場予想を上振れたことで米利上げサイクル終了期待が後退したほか、オフショア人民元が対米ドルで下落したことを受けて資金流出も警戒され、終値は8月28日以来、1週間超ぶりの安値だった。中国の税関総署が7日発表した2023年8月の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比8.8%減、輸入が同7.3%減となり、減少幅は市場予想(それぞれ9.5%減、9.4%減)より小さかった。 ハンセン指数構成銘柄では、JDドットコム(09618)や美団(03690)が売られて指数を押し下げた。SMIC(00981)は7%超下落。米下院中国特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和党)が同社と中国スマートフォン大手の華為技術(ファーウェイ)へのハイテク製品の輸出を全面的に禁止するよう米国政府に求めたとの報道が嫌気された。中国当局が政府機関の職員に米アップルの「iPhone」を使用しないよう命じたと伝わり、舜宇光学科技(02382)は4%超下げた。半面、新奥能源(02688)やペトロチャイナ(00857)、小米集団(01810)などが買われた。 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.04%安の4091.65ポイント。SMICのほか、華虹半導体(01347)やレノボグループ(00992)が下落率上位だった。 |
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ハンセン指数
引値:18202.07ポイント 前日比:-247.91ポイント 騰落率:-1.34% 中国企業指数 引値:6314.67ポイント 前日比:-89.03ポイント 騰落率:-1.39% レッドチップ指数 引値:3601.43ポイント 前日比:-45.67ポイント 騰落率:-1.25% |
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7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比1.13%安の3122.35ポイントだった。深セン成分指数は1.84%安の10321.44ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7668億3500万元だった。
上海総合指数はじりじりと下げ幅を広げる展開。終値は8月31日以来1週間ぶりの安値を付けた。米国が中国へのハイテク輸出制限を強化するとの懸念が強まり、地合いが悪化。前日の米ハイテク株安と国際原油価格の上昇を受け、幅広いセクターで売りが優勢となった。前場に発表された中国の8月貿易統計は、輸出・輸入とも前年同月割れが続き、景気の鈍化があらためて意識されたもよう。 セクター別では、半導体や電子部品、自動車部品が大きく売られた。クリーンエネルギー発電設備、電源設備、造船は全面安だった。一方、教育と観光が逆行高。 A株市場では電子・半導体の関連銘柄の下落が目立ち、北方華創科技集団(002371)や立訊精密工業(002475)、大族激光科技産業集団(002008)、紫光(000938)、紫光国芯微電子(002049)が大幅安となった。台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)も急落した。一方、エネルギー株のペトロチャイナ(601857)と中国神華能源(601088)が買われた。 上海B株指数は0.78%安の239.32ポイント、深センB株指数は0.70%安の1139.97ポイントとともに反落した。 |
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