5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.51％安の18559.92ポイントだった。中国企業指数は1.47％安の6437.66ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で507億4000万HKドル。

　ハンセン指数は安く寄り付いた後、序盤に下げ幅を拡大した。指数は前日に2.5％超上昇し、8月11日以来およそ3週間ぶりの高値圏で終えただけに、利益確定売りが優勢。中国景気の先行き不安も重荷となった。寄り付き後に発表された2023年8月の財新中国サービス業購買担当者景気指数（PMI）は51.8となり、前月から2.3ポイント低下し、年初来の低水準を更新した。

　ハンセン指数構成銘柄では、都市ガスの新奥能源（02688）が大幅に4営業日続落。本土不動産株の華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）などが反落したほか、2023年6月中間決算を発表したトリップ・ドットコム（09961）、きょうから構成銘柄に採用された国薬控股（01099）も安い。半面、電力株の華潤電力控股（00836）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）などが逆行高を演じた。

　そのほかでは、きょう寄り付きから株式取引を再開したロクシタン（00973）が25.18％安と急落。親会社が同社株式へのTOB（株式公開買い付け）を実施しないと決定したことが嫌気された。

ハンセン指数
　引値：18559.92ポイント
　前日比：-284.24ポイント
　騰落率：-1.51％

中国企業指数
　引値：6437.66ポイント
　前日比：-95.79ポイント
　騰落率：-1.47％

レッドチップ指数
　引値：3660.00ポイント
　前日比：-58.26ポイント
　騰落率：-1.57％

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