■午後0時までの記事一覧：

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　週明け4日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米雇用統計で失業率が予想以上に悪化したことなどで利上げ懸念が和らぎ、1日のNY株式相場がおおむね堅調だった流れを引き継いだ。また、中国当局が打ち出した住宅需要を喚起する政策が引き続き好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.55％高の3150.33ポイントで推移している。セクター別では、酒造と保険が全面高となっているほか、不動産開発や不動産サービス、建材なども買われている。半面、航空・空港運営や医薬品販売が売られている。

　週明け4日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。中国当局が前週末に住宅ローンの頭金比率基準を引き下げるなど、住宅需要を喚起する政策を打ち出し、不動産株を中心に幅広い銘柄が上昇している。人民元の対米ドル相場が上昇基調にあることも地合いの改善につながったもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比1.36％高の18632.36ポイントで推移している。個別では、不動産開発の龍湖集団（00960）、中国海外発展（00688）、華潤置地（01109）、不動産管理の華潤万象生活（01209）と碧桂園服務（06098）がそろって大幅高。アルミ大手の中国宏橋（01378）、金鉱株の紫金鉱業集団（02899）も買われている。半面、英金融大手のHSBC（00005）、発電大手の華潤電力控股（00836）が下落。