88月31日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.80％安の92.90米ドルと続伸。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.55％安の142.83米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の31日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：92.90米ドル（-0.80％）
　■百度（BIDU）：142.83米ドル（-1.55％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：39.31米ドル（-1.18％）
　■JDドットコム（JD）：33.21米ドル（-2.24％）
　■ウェイボー（WB）：12.90米ドル（-1.83％）
　■ネットイース（NTES）：103.48米ドル（-0.54％）
　■モモ（MOMO）：8.63米ドル（-9.44％）
　■レンレン（RENN）：1.12米ドル（-7.44％）
　■捜狐（SOHU）：10.56米ドル（-3.83％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.25米ドル（+2.27％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：6.82米ドル（-0.58％）

　1日の香港市場は、台風による強風警報（シグナル8）の発令に伴い、取引が中止される見込み。香港天文台は日本時間1日午前3時40分、大型台風「サオラー（蘇拉）」の接近に伴いシグナル8を発令。同日はシグナル8をほぼ終日維持する見通しを明らかにした。香港証券取引所の規定では、「シグナル8」の警報が発令されている期間は取引が中止となる。

【期末決算】スマートーン（00315）
【期末決算】南順香港（00411）
【権利落日】太古A（00019）(特別配当）
【権利落日】震雄集団（00057）(期末配当）
【権利落日】太古B（00087）(特別配当）
【権利落日】大昌集団（00088）(期末配当）
【権利落日】廖創興企業（00194）(中間配当）
【権利落日】楽声電子（00213）(期末配当）
【権利落日】パックス・グローバル（00327）(中間配当）
【権利落日】維他ダイ国際（00345）(期末配当）
【権利落日】タンテックス（00518）(期末配当）
【権利落日】チャイナ・モバイル（00941）(中間配当）
【権利落日】長江インフラ（01038）(中間配当）
【権利落日】嘉利国際控股（01050）(期末配当）
【権利落日】中国新高教集団（02001）(中間配当）
【権利落日】医思健康（02138）(期末配当）
【権利落日】嘉創房地産（02421）(期末配当）
【権利落日】パークソン（03368）(中間配当）
【権利落日】天福（06868）(中間配当）
【権利落日】雅居投資（08426）(中間配当）
【米国】失業率（8月）

　8月31日のNY株式相場は高安まちまち。米国債利回りの低下が引き続きハイテク株の支援となった一方、翌日に発表される8月雇用統計や翌月曜日がレーバーデイの祝日で3連休を控えて様子見姿勢も強まったことで上値の重い展開となった。

　前日まで4日続伸したダウ平均は朝方に179米ドル安まで上昇したが、168.33米ドル安（-0.48％）とほぼ一日の安値圏で終了。S&P500も0.39％高まで上昇後、0.16％安で終了し、ともに5日ぶりの反落となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合はおおむねプラス圏で推移し、0.11％高と小幅ながら5日続伸した。8月月間ではダウ平均が2.36％安と3カ月ぶりに反落し、S&P500が1.77％安、ナスダック総合は2.17％安とともに6日月ぶりの反落となった。

　S&P500の11セクターは一般消費財、IT、エネルギー、コミュニケーションの4セクターが上昇した一方、ヘルスケア、公益、不動産、生活必需品など7セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は好決算や強い見通しが好感されたセールスフォースが2.99％高となったほか、3Mが2.13％高、インテルが1.77％高となった一方、ユナイテッドヘルスが3.04％安、ボーイングが2.11％安となり。アメリカン・エキスプレス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェースなども1％超下落した。

　米連邦準備理事会（FRB）がインフレ指標として注目する7月個人消費支出(PCE)価格指数は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数が前年比+4.2％と、前月分の+4.1％から小幅に上昇したが、市場予想と一致し、前月比では+0.2％と前月や予想と一致した。米10年債利回りは4.10％と前日から0.01％低下し、米2年債利回りも前日の4.88％から4.86％に低下した。