25日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の講演を控えて様子見ムードも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.54％安の3065.61ポイントで推移している。セクター別では、通信サービスや通信設備、半導体などが売られる半面、証券、不動産サービス、銀行などが買われている。

　25日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）の金融引き締めが長期化するとの見方から米長期金利が上昇し、前日のNY市場でハイテク株が売られた流れを引き継いだ。きょう夜にはパウエルFRB議長が国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を行う。発言内容を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.89％安の18050.13ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2023年6月中間決算を発表した新奥能源（02688）、ネットイース（09999）、美団（03690）が大幅安。中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）、中国検索エンジンの百度（09888）も売られた。一方、自動車販売の中升集団（00881）、不動産株の碧桂園（02007）と碧桂園服務（06098）が続伸している。

上海総合指数
　始値：3068.62ポイント
　前日比：-13.62ポイント
　騰落率：-0.44％

上海B株指数
　始値：256.50ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：-0.02％

深セン成分指数
　始値：10197.96ポイント
　前日比：-58.23ポイント
　騰落率：-0.57％

深センB株指数
　始値：1138.45ポイント
　前日比：-0.03ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3703.51ポイント
　前日比：-19.92ポイント
　騰落率：-0.53％