24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日は終値ベースで心理的節目の3100ポイントを割り込み、年初来安値を更新しただけに、自律的な反発を見込んだ買いが先行している。中国景気の先行き不安はくすぶるものの、金融当局が明らかにした資本市場の活性化策などへの期待が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.41％高の3091.00ポイントで推移している。セクター別では、貴金属とゲームが全面高となっているほか、証券やインターネットサービスが買われている。半面、公共事業や医薬品販売、環境保護関連などが売られている。

　24日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。米国の利上げ長期化への懸念が後退しているほか、ここ最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.85％高の17997.75ポイントで推移している。個別では、薬明生物技術（02269）やレノボグループ（00992）、紫金鉱業集団（02899）などの上昇が目立つほか、百度（09888）やAIAグループ（01299）も高い。半面、創科実業（00669）や安踏体育用品（02020）、中国蒙牛乳業（02319）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3085.91ポイント
　前日比：7.51ポイント
　騰落率：0.24％

上海B株指数
　始値：257.39ポイント
　前日比：-0.24ポイント
　騰落率：-0.09％

深セン成分指数
　始値：10203.14ポイント
　前日比：50.54ポイント
　騰落率：0.5％

深センB株指数
　始値：1135.08ポイント
　前日比：0.22ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3711.54ポイント
　前日比：14.91ポイント
　騰落率：0.4％