22日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。指数は前日に年初来安値を更新した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がっているもよう。

　指数は前日に割り込んだ心理的節目の3100ポイントを回復し、日本時間午前10時36分現在、前日比0.44％高の3106.71ポイントで推移している。セクター別では、貴金属と保険が全面高となっているほか、インターネットサービスや通信サービスなどが買われている。半面、ガスや医薬品販売、環境保護関連などが売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。ハンセン指数は前日まで7営業日続落し、昨年11月28日以来およそ9カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが先行。本土市場で上海総合指数が上昇して始まったことも好感されている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.68％高の17742.33ポイントで推移している。個別では、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、自動車ディーラーの中升集団（00881）本土不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園（02007）が高い。前日に急落した海運株の東方海外（00316）が反発。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、香港地場系銘柄の長江実業集団（01113）、新鴻基地産（00016）などが軟調。

上海総合指数
　始値：3103.78ポイント
　前日比：10.80ポイント
　騰落率：0.35％

上海B株指数
　始値：259.77ポイント
　前日比：0.48ポイント
　騰落率：0.19％

深セン成分指数
　始値：10376.86ポイント
　前日比：56.47ポイント
　騰落率：0.55％

深センB株指数
　始値：1139.68ポイント
　前日比：2.71ポイント
　騰落率：0.24％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3748.07ポイント
　前日比：18.51ポイント
　騰落率：0.5％