18日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比2.89％安の88.03米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は3.63％安の125.16米ドルと6営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の18日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：88.03米ドル（-2.89％）
　■百度（BIDU）：125.16米ドル（-3.63％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：37.61米ドル（-2.26％）
　■JDドットコム（JD）：33.11米ドル（-4.75％）
　■ウェイボー（WB）：12.65米ドル（-4.31％）
　■ネットイース（NTES）：98.29米ドル（-3.11％）
　■モモ（MOMO）：9.47米ドル（-4.25％）
　■レンレン（RENN）：1.25米ドル（+7.76％）
　■滴滴出行（DIDI）：3.10米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：10.94米ドル（-0.27％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.12米ドル（+0.47％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：6.53米ドル（-3.55％）

■ 8月21日（月）
【統計】最優遇貸出金利 1年
【中間決算】上海大名城企業（600094）
【中間決算】海洋石油工程（600583）
【中間決算】上海大名城企業（900940）
【中間決算】通化金馬薬業集団（000766）
【中間決算】華工科技産業（000988）
【中間決算】浙江世宝（002703）
【権利落日】深セン市新南山控股（002314）(期末配当）
【権利落日】雲南恩捷新材料（002812）(期末配当）

　18日のNY株式相場は高安まちまち。利上げ長期化懸念や一部の決算発表銘柄の下落が重しとなったが、米10年債利回りの上昇が一服したことや、週末の持ち高調整の動きが支えとなった。

　ダウ平均は朝方に211米ドル安まで下落したが、終盤に112米ドル高まで上昇し、25.83米ドル高（+0.07％）と小幅ながら4日ぶりに反発して終了した。S&P500も0.80％安まで下落後、0.26％高まで上昇し、0.01％安とほぼ横ばいで終了した。ナスダック総合は1.17％安まで下落後、0.14％高まで上昇したものの、0.20％安と4日続落して終了した。

　S&P500の11セクターはエネルギー、公益、生活必需品、不動産など6セクターが上昇し、コミュニケーション、一般消費財、金融など5セクターが下落。ITは1.27％安まで下落後、0.11％高で終了し、フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）は1.19％安まで下落後、0.48％高で終了し、4日ぶりに反発した。

　週間ではダウ平均が2.21％安、S&P500が2.11％安、ナスダック総合が2.59％安とそろって2％超下落。S&P500が2月以来の3週続落となり、ナスダック総合は昨年12月以来の3週続落となった。8月月初来ではダウ平均が2.98％安と3カ月ぶりの反落ペースとなり、S&P500が4.78％安、ナスダック総合が7.36％安とともに6カ月ぶりの大幅反落ペースとなった。

　決算発表銘柄は、予想を上回る決算が好感されたロス・ストアーズが5.01％高、アプライド・マテリアルズが3.68％高となった一方、弱い見通しが嫌気されたキーサイト・テクノロジーズが13.78％安と急落し、エスティ･ローダーも見通しが予想を下回り3.31％安。ディアは売上高と利益が予想を上回ったが株価は5.28％下落した。引け後に決算を発表したパロ・アルト・ネットワークスは時間外で10％超上昇。売上高が予想をやや下回ったが、利益が予想を大きく上回った。