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11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反落。終値は前日比2.01%安の3189.25ポイントだった。深セン成分指数は2.18%安の10808.87ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7634億9100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、大引けにかけて下げ幅を拡大した。後場には心理的節目の3200ポイントを割り込み、終値ベースで7月24日以来、約3週間ぶりの安値を更新。中国不動産企業の債務問題が改めて意識され、地合いを悪化させた。香港上場の本土不動産開発大手、碧桂園(02007)は10日大引け後、2023年6月中間期の大幅赤字見通しを発表したほか、資金繰りがひっ迫して設立以来、最大の危機になっていることを認めた。不動産デベロッパーのデフォルト(債務不履行)リスクや、経済全体に及ぼす影響が懸念された。 セクター別では、保険、採掘、バッテリー素材が全面安となったほか、証券、ガス、ソフトウエア開発なども安い。半面、医薬品小売りや製薬の一角が堅調だった。 A株市場では、テクノロジー株のTCL科技集団(000100)、紫光国芯微電子(002049)、曙光信息産業(603019)や、金融株の中信証券(600030)、新華人寿保険(601336)、中国太平洋保険(601601)などの下げが目立った。環境関連の北京東方園林環境(002310)、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)も大幅安。半面、自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)、漢方安の華潤三九医薬(000999)が小幅高で終えた。 上海B株指数は1.15%安の272.26ポイント、深センB株指数は1.54%安の1190.03ポイントだった。 |
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上海総合指数
引値:3189.25ポイント 前日比:-65.31ポイント 騰落率:-2.01% 上海B株指数 引値:272.26ポイント 前日比:-3.17ポイント 騰落率:-1.15% 深セン成分指数 引値:10808.87ポイント 前日比:-241.35ポイント 騰落率:-2.18% 深センB株指数 引値:1190.03ポイント 前日比:-18.60ポイント 騰落率:-1.54% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3884.25ポイント 前日比:-91.47ポイント 騰落率:-2.3% |
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11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.62%安の19128.54ポイントだった。中国企業指数は1.07%安の6557.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で528億9000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、次第に下げ幅を拡大。中国本土の不動産企業の債務処理問題が改めて意識され、投資家が運用リスクをとりにくくなったもよう。米長期金利の上昇も地合いを悪化させた。10日のNY債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.11%高い4.11%で終えた。もっとも、心理的節目の19000ポイントに近い水準では下げ渋った。 個別では、前日大引け後に業績見通しを発表した民営不動産大手の碧桂園(02007)が急落。不動産管理の碧桂園服務(06098)、不動産開発の龍湖集団(00960)も大きく売られた。大型ネット株の美団(03690)は3日ぶりに反落した。保険株の中国人寿保険(02628)と中国平安保険(02318)も安い。一方、2023年4−6月期決算を発表したアリババ集団(09988)、23年6月中間決算を発表した李寧(02331)が買われた。前日に17%超下げた創科実業(00669)は大幅に反発。通信キャリアのチャイナ・モバイル(00941)とチャイナ・ユニコム(00762)も高い。 |
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