週明け7日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。米金融引き締めが長期化する懸念が重荷。前週末に発表された7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数（NFP）の増加幅が市場予想を下回ったものの、失業率が改善し、賃金の伸びが予想を上回った。これを受けて米連邦準備理事会（FRB）による利上げ継続への警戒感が強まっている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.66％安の3266.31ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面安。不動産開発・不動産サービス、建設コンサルティング、製薬なども売られている。半面、ゲームが全面高。

　週明け7日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前週末に米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、米金融引き締めが長期化する可能性を意識した売りが先行している。4日発表の7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数（NFP）の増加幅が市場予想を下回ったものの、失業率が改善し、賃金の伸びが予想を上回った。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.85％安の19373.26ポイントで推移している。個別では、本土系不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）が安い。医薬品関連の薬明生物技術（02269）と翰森製薬（03692）も売られている。半面、石油株のCNOOC（00883）が買われている。香港不動産株の長江実業集団（01113）と恒基兆業地産（00012）も上昇。

上海総合指数
　始値：3276.78ポイント
　前日比：-11.30ポイント
　騰落率：-0.34％

上海B株指数
　始値：277.70ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：11207.58ポイント
　前日比：-30.48ポイント
　騰落率：-0.27％

深センB株指数
　始値：1217.96ポイント
　前日比：-4.49ポイント
　騰落率：-0.37％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4002.97ポイント
　前日比：-17.61ポイント
　騰落率：-0.44％