週明け31日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.82%高の20078.94ポイントだった。中国企業指数は1.33%高の6899.31ポイント。メインボードの売買代金は概算で1825億6000万HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で推移した。寄り付きで心理的節目の20000ポイントに乗せると、上昇率が一時2%を超える場面もあった。終盤に上げ幅をやや縮小したが、終値は5月8日以来、約2カ月半ぶり高値だった。前週末の米株高が好感されたほか、中国の国家発展改革委員会が公布した「消費の回復と拡大に関する措置」などが好感されたが、利益確定売りなどで終盤は上値の重さが目立った。午前に発表された2023年7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3となり、市場予想を上回った。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)やJDドットコム(
09618)が買われて指数を押し上げたほか、6月中間決算の見通しを発表した海底撈国際(
06862)が12%超、中国宏橋(
01378)が5%超それぞれ上昇した。半面、会長が一部保有株の寄贈を発表した碧桂園服務(
06098)が8%超下落。碧桂園(
02007)も6%超下げた。
この他では、6月中間決算で31−36%増益となる見通しを発表した康龍化成(
03759)が10%超上昇。半面、1年4カ月ぶりに取引を再開した世茂集団(
00813)が65%超下落。ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.87%高の4549.95ポイントだった。