香港証券取引所は28日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：233億2598万HKドル
　　買い代金：135億2242万HKドル
　　売り代金：98億356万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：2,081百万HKドル
　　買い代金：1,067百万HKドル
　　売り代金：1,014百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：1,696百万HKドル
　　買い代金：1,208百万HKドル
　　売り代金：488百万HKドル

3 東方甄選（01797）
　　売買代金：949百万HKドル
　　買い代金：493百万HKドル
　　売り代金：456百万HKドル

4 小鵬汽車（09868）
　　売買代金：941百万HKドル
　　買い代金：425百万HKドル
　　売り代金：516百万HKドル

5 香港証券取引所（00388）
　　売買代金：587百万HKドル
　　買い代金：482百万HKドル
　　売り代金：105百万HKドル

6 快手科技（01024）
　　売買代金：509百万HKドル
　　買い代金：313百万HKドル
　　売り代金：196百万HKドル

7 ハンセン中国企業指数ETF（02828）
　　売買代金：505百万HKドル
　　買い代金：503百万HKドル
　　売り代金：2百万HKドル

8 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：443百万HKドル
　　買い代金：173百万HKドル
　　売り代金：270百万HKドル

9 中国建設銀行（00939）
　　売買代金：387百万HKドル
　　買い代金：159百万HKドル
　　売り代金：228百万HKドル

10 碧桂園（02007）
　　売買代金：358百万HKドル
　　買い代金：202百万HKドル
　　売り代金：156百万HKドル

香港証券取引所は28日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：613億5718万元
　　買い代金：348億6953万元
　　売り代金：264億8765万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,766百万元
　　買い代金：2,051百万元
　　売り代金：715百万元

2 中信証券（600030）
　　売買代金：1,365百万元
　　買い代金：851百万元
　　売り代金：514百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：1,263百万元
　　買い代金：823百万元
　　売り代金：441百万元

4 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：1,000百万元
　　買い代金：503百万元
　　売り代金：496百万元

5 中国太平洋保険（601601）
　　売買代金：888百万元
　　買い代金：296百万元
　　売り代金：592百万元

6 招商銀行（600036）
　　売買代金：879百万元
　　買い代金：505百万元
　　売り代金：374百万元

7 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：827百万元
　　買い代金：619百万元
　　売り代金：208百万元

8 山西杏花村汾酒廠（600809）
　　売買代金：791百万元
　　買い代金：397百万元
　　売り代金：394百万元

9 仏山市海天調味食品（603288）
　　売買代金：785百万元
　　買い代金：219百万元
　　売り代金：566百万元

10 恒生電子（600570）
　　売買代金：742百万元
　　買い代金：461百万元
　　売り代金：281百万元

　28日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比1.41％高の19916.56ポイントだった。中国企業指数は2.07％高の6808.47ポイント。メインボードの売買代金は概算で1377億2000万HKドル。

　ハンセン指数は前日の米株安と米長期金利の上昇が重荷となり、ほぼ全面安で始まった。ただ、中国の景気下支え策や規制緩和への期待が強いなか、前場に上げに転じ、終値は6月16日以来およそ1カ月半ぶりの高値となった。中国共産党の中央政治局が24日の会議で示した経済政策指針を基に、関連当局が具体的な措置を打ち出すとの観測が支えとなったもよう。中国の住宅・都市農村建設部の倪虹部長が住宅購入の頭金やローン金利の制限を緩和する方針を示したと伝わり、関連銘柄の買いを誘った。セクター別では、医療・ヘルスケアと工業、一般消費財、情報技術が大幅に上げた半面、通信がさえない。

　ハンセン指数構成銘柄では、本土系不動産株の龍湖集団（00960）と碧桂園（02007）、金融株の中国人寿保険（02628）、香港証券取引所（00388）、中国平安保険（02318）、招商銀行（03968）が大幅に続伸した。朝方に安かったハイテク株の舜宇光学科技（02382）とレノボグループ（00992）も急上昇。スポーツ用品の李寧（02331）も買われた。半面、金鉱株の紫金鉱業集団（02899）が続落した。香港不動産投資信託のLink REIT（00823）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）も売られた。

　その他では、証券株の上昇が目立った。中国国際金融（03908）や中信証券（06030）、華泰証券（06886）などが大幅高となった。