28日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。米商務省が27日発表した4−6月期の実質国内総生産（GDP）が市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会（FRB）が利上げを継続するとの警戒感が強まり、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.34％安の3205.76ポイントで推移している。セクター別では、貴金属や造船、教育が全面安となっている。半面、不動産開発や不動産サービス、建材などが買われている。

　28日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米国の4−6月期国内総生産（GDP）が市場予想を上回ったことで、米景気の底堅さを背景に米連邦準備理事会（FRB）が利上げを継続する可能性が意識されたもよう。27日の米株安と米長期金利の上昇を受けた売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比1.08％安の19427.09ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）が下落。金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）、医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）も安い。半面、不動産開発の華潤置地（01109）、龍湖集団（00960）が続伸。

上海総合指数
　始値：3206.74ポイント
　前日比：-9.93ポイント
　騰落率：-0.31％

上海B株指数
　始値：273.29ポイント
　前日比：-0.35ポイント
　騰落率：-0.13％

深セン成分指数
　始値：10895.48ポイント
　前日比：-28.29ポイント
　騰落率：-0.26％

深センB株指数
　始値：1201.94ポイント
　前日比：-0.45ポイント
　騰落率：-0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3889.79ポイント
　前日比：-12.56ポイント
　騰落率：-0.32％