25日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発スタート。心理的節目の3200ポイントに乗せて寄り付いた。中国共産党の中央政治局が24日に開いた会議で決めた下半期の経済政策指針を好感。会議では内需拡大と先行き不安の解消に力を入れると表明したほか、「不動産政策を適時調整し最適化する」方針を明らかにした。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比1.49％高の3211.45ポイントで推移。セクター別では、保険、証券、自動車、不動産開発、酒造が全面高となるなど、ほぼ全セクターで買いが優勢となっている。

　25日の香港市場でハンセン指数は大幅に反発して始まった。始値で心理的節目の19000ポイントを回復し、ほぼ全面高となった。中国共産党の中央政治局が24日の会議で、2023年下半期の経済政策指針を決めたことで買い安心感が広がっている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比2.86％高の19202.79ポイントで推移している。個別では、不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園服務（06098）、碧桂園（02007）、中国海外発展（00688）、華潤置地（01109）が急上昇。中央政治局会議が「不動産政策を適時調整し最適化する」と表明し、材料視されたもよう。ネット株の百度（09888）、JDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、美団（03690）も高い。

上海総合指数
　始値：3201.46ポイント
　前日比：37.30ポイント
　騰落率：1.18％

上海B株指数
　始値：268.06ポイント
　前日比：0.75ポイント
　騰落率：0.28％

深セン成分指数
　始値：10909.19ポイント
　前日比：161.40ポイント
　騰落率：1.5％

深センB株指数
　始値：1183.96ポイント
　前日比：3.37ポイント
　騰落率：0.29％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3866.64ポイント
　前日比：61.42ポイント
　騰落率：1.61％