20日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。心理的節目の19000ポイントに乗せて寄り付いた後、上げ幅を広げる展開。前日の米株高に加え、きょうの人民元相場の基準値が4営業日ぶりに反発したことが好感されている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比1.39％高の19215.740ポイントで推移。個別では、自動車ディーラーの中升集団（00881）、不動産管理会社の碧桂園服務（06098）、ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）、スポーツ用品の李寧（02331）が高い。半面、2023年6月中間決算の大幅減益見通しを発表したスマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）が急落している。

　20日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米国の利上げ長期化懸念が後退する中、市場予想を上回る第2四半期決算発表を受けて米国経済のソフトランディング期待が続き、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。中国政府による景気対策期待も引き続き支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.24％高の3206.42ポイントで推移している。セクター別では、化学肥料や石炭、バッテリー素材が全面高となっている。半面、造船が全面安。ゲームや通信設備も売られている。

上海総合指数
　始値：3201.91ポイント
　前日比：3.07ポイント
　騰落率：0.10％

上海B株指数
　始値：268.82ポイント
　前日比：0.06ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：10947.63ポイント
　前日比：14.98ポイント
　騰落率：0.14％

深センB株指数
　始値：1186.80ポイント
　前日比：1.23ポイント
　騰落率：0.1％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3857.77ポイント
　前日比：6.90ポイント
　騰落率：0.18％