週明け17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.87％安の3209.63ポイントだった。深セン成分指数は0.63％安の11010.36ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8025億7200万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。中盤に心理的節目の3200ポイント割り込む場面があったものの、結局は同水準を守って引けた。中国本土の不動産市況の悪化を示す指標を受け、売りが優勢となった。中国の国家統計局が15日発表した2023年6月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち前月比で価格が下落したのは38都市に上り、5月から14都市増えた。中国国家統計局が午前に発表した23年4−6月期の実質国内総生産（GDP）伸び率が前年同期比6.3％増と市場予想の7.3％を下回ったことも、投資家心理を悪化させたもよう。

　セクター別では、保険が全面安のほか、ゲーム、自動車、医療サービス、酒造が売られた。一方、ソフトウエア開発や光学・光電子が買われた。

　A株市場では、ゲーム株の巨人網絡集団（002558）と三七互娯網絡科技集団（002555） 、半導体装置の北方華創科技集団（002371）、酒造の瀘州老窖（000568）が売られた。前週末にストップ高を付けた富士康工業互聯網（601138）は大幅安。石炭株の中国神華能源（601088）、保険株の中国人寿保険（601628）と中国太平洋保険（601601）もそろって反落した。半面、自動車メーカーの江鈴汽車（000550）、自動車部品の浙江世宝（002703）、寧波均勝電子（600699）が高い。通信キャリアの中国聯合網絡通信（600050）、家電の海信家電集団（000921）も買われた。

　上海B株指数は0.51％安の268.40ポイントと3営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.57％高の1173.79ポイントと3営業日続伸した。

上海総合指数
　引値：3209.63ポイント
　前日比：-28.07ポイント
　騰落率：-0.87％

上海B株指数
　引値：268.40ポイント
　前日比：-1.37ポイント
　騰落率：-0.51％

深セン成分指数
　引値：11010.36ポイント
　前日比：-69.96ポイント
　騰落率：-0.63％

深センB株指数
　引値：1173.79ポイント
　前日比：6.65ポイント
　騰落率：0.57％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3867.17ポイント
　前日比：-31.93ポイント
　騰落率：-0.82％

　週明け17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.19％安の3199.17ポイントだった。深セン成分指数は0.88％安の10982.28ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5271億元だった。

　上海総合指数は安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。心理的節目の3200ポイント付近でのもみ合いとなり、同水準を小幅に割り込んで前場の取引を終えた。中国本土の不動産市況の悪化を示す指標を受け、売りが優勢となった。中国の国家統計局が15日発表した2023年6月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち前月比で価格が下落したのは38都市に上り、5月から14都市増えた。中国国家統計局が午前に発表した23年4−6月期の実質国内総生産（GDP）伸び率が前年同期比6.3％増と市場予想の7.3％を下回り、投資家心理を悪化させたもよう。

　セクター別では、保険が全面安のほか、ゲーム、自動車、医療サービス、酒造が売られた。一方、ソフトウエア開発や光学・光電子が買われた。

　上海B株指数は0.42％安の268.63ポイントと3営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.44％高の1172.25ポイントと3営業日続伸した。