13日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。寄り付きで心理的節目の19000ポイントを回復。米インフレ率の減速を受けて米利上げの長期化懸念が後退し、買いが先行している。12日に発表された6月の米消費者物価指数（CPI）は前年同月比の上昇率が3.0％と5月（4.0％）から鈍化し、2021年3月以来の水準となった。米連邦準備理事会（FRB）による年内の利上げは今月の連邦公開市場委員会（FOMC）で最後になるとの観測が浮上している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.83％高の19206.02ポイントで推移。ハンセン指数構成銘柄は全面高。美団（03690）、JDドットコム（09618）、テンセント（00700）などの大型ネット株が買われ、相場の上昇を主導している。

　13日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。米インフレ率の減速を受けて米利上げの長期化懸念が後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。人民元の対米ドル相場の上昇も好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.58％高の3214.82ポイントで推移している。セクター別では、貴金属や太陽光・風力発電設備、バッテリー素材が全面高となっている。半面、自動車や自動車部品、教育などが売られている。

上海総合指数
　始値：3202.70ポイント
　前日比：6.57ポイント
　騰落率：0.21％

上海B株指数
　始値：265.91ポイント
　前日比：-0.29ポイント
　騰落率：-0.11％

深セン成分指数
　始値：10963.23ポイント
　前日比：43.97ポイント
　騰落率：0.4％

深センB株指数
　始値：1154.06ポイント
　前日比：0.55ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3855.66ポイント
　前日比：12.22ポイント
　騰落率：0.32％