7日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。米6月ADP民間部門雇用者数が予想の2倍以上に増加し、米6月ISM非製造業総合指数(PMI)も予想を上回ったことで、米連邦準備理事会（FRB）による利上げ長期化見通しが一段と強まり、前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.21％安の3198.88ポイントで推移している。セクター別では、ゲームが全面安となっているほか、インターネットサービスやソフトウエア開発も安い。半面、電力や自動車、建材などが買われている。

　7日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）による利上げが長期化するとの見方から、6日のNY株式相場で主要3指数がそろって続落した流れを引き継いだ。米長期金利の上昇も投資家心理を悪化させ、幅広いセクターで売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.55％安の18431.82ポイントで推移している。個別では、ネット株のテンセント（00700）、JDドットコム（09618）、百度（09888）、美団（03690）、トリップ・ドットコム（09961）がそろって下落。電動工具メーカーの創科実業（00669）、都市ガスの新奥能源（02688）も安い。一方、公益事業の長江インフラ（01038）、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）が逆行高。

上海総合指数
　始値：3197.47ポイント
　前日比：-8.10ポイント
　騰落率：-0.25％

上海B株指数
　始値：266.81ポイント
　前日比：-1.27ポイント
　騰落率：-0.47％

深セン成分指数
　始値：10939.29ポイント
　前日比：-29.08ポイント
　騰落率：-0.27％

深センB株指数
　始値：1149.45ポイント
　前日比：2.46ポイント
　騰落率：0.21％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3831.60ポイント
　前日比：-11.15ポイント
　騰落率：-0.29％