12日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。3月の米消費者物価指数（CPI）が香港時間きょう夜に発表されるとあって、米金融政策を見極めたい投資家が積極的な売買を手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.04％安の20476.20ポイントで推移している。個別では、不動産株の碧桂園（02007）と龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）が続伸。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）も買われている。一方、ネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）、JDドットコム（09618）、百度（09888）が売られている。

ハンセン指数
　始値：20481.53ポイント
　前日比：-3.71ポイント
　騰落率：-0.02％

中国企業指数
　始値：6945.52ポイント
　前日比：-4.85ポイント
　騰落率：-0.07％

レッドチップ指数
　始値：4082.68ポイント
　前日比：9.17ポイント
　騰落率：0.23％

■中国利郎（01234）：11日大引け後、2023年1−3月期の「LILANZ」ブランドの売上高（小売りベース）が前年同期比で2桁前半の伸びを示し、2019年同期に近い水準を回復したと明らかにした。

■華潤置地（01109）：2023年3月の不動産販売額（成約ベース、子会社含む）は前年同月比85.7％増の388億元だった。1−3月累計では前年同期比71.9％増の790億2000万元となった。

■Qテクノロジー（01478）：2023年3月のカメラモジュール出荷量は前年同月比2.0％減の3792万8000個。指紋認証モジュールは6.4％減の928万個だった。