10日の中国本土株式市場で上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。前日まで6営業日続伸し、終値ベースで昨年12月9日以来、1カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.23％安の3168.81ポイントで推移。セクター別では、教育、造船、製紙が全面安。インターネットサービス、ソフトウエア開発も売られている。半面、半導体、太陽光発電設備が上昇している。

上海総合指数
　始値：3178.02ポイント
　前日比：1.94ポイント
　騰落率：0.06％

上海B株指数
　始値：288.99ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：11455.60ポイント
　前日比：5.45ポイント
　騰落率：0.05％

深センB株指数
　始値：1190.27ポイント
　前日比：0.25ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4014.71ポイント
　前日比：1.59ポイント
　騰落率：0.04％

　10日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日終値は2022年7月8日以来ほぼ6カ月ぶりの高値だったとあって利益確定売りが出る半面、米長期金利の低下を受けた買いが相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.07％安の21374.39ポイントで推移。電動工具メーカーの創科実業（00669）やカジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）、保険大手の中国平安保険（02318）が上昇している。一方、ネット株のネットイース（09999）と美団（03690）、アリババ集団（09988）、不動産株の華潤置地（01109）が下落。