香港証券取引所は4日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：229億4584万HKドル
　　買い代金：126億5905万HKドル
　　売り代金：102億8679万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：3,014百万HKドル
　　買い代金：1,584百万HKドル
　　売り代金：1,430百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：1,719百万HKドル
　　買い代金：893百万HKドル
　　売り代金：826百万HKドル

3 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：1,038百万HKドル
　　買い代金：887百万HKドル
　　売り代金：151百万HKドル

4 CNOOC（00883）
　　売買代金：628百万HKドル
　　買い代金：298百万HKドル
　　売り代金：330百万HKドル

5 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：598百万HKドル
　　買い代金：296百万HKドル
　　売り代金：302百万HKドル

6 中国建設銀行（00939）
　　売買代金：581百万HKドル
　　買い代金：184百万HKドル
　　売り代金：397百万HKドル

7 快手科技（01024）
　　売買代金：549百万HKドル
　　買い代金：441百万HKドル
　　売り代金：108百万HKドル

8 碧桂園服務（06098）
　　売買代金：404百万HKドル
　　買い代金：118百万HKドル
　　売り代金：286百万HKドル

9 旭輝控股（00884）
　　売買代金：373百万HKドル
　　買い代金：213百万HKドル
　　売り代金：160百万HKドル

10 碧桂園（02007）
　　売買代金：320百万HKドル
　　買い代金：123百万HKドル
　　売り代金：197百万HKドル

　香港証券取引所は4日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：362億9455万元
　　買い代金：183億1648万元
　　売り代金：179億7807万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 招商銀行（600036）
　　売買代金：1,176百万元
　　買い代金：800百万元
　　売り代金：376百万元

2 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,135百万元
　　買い代金：538百万元
　　売り代金：596百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：1,117百万元
　　買い代金：801百万元
　　売り代金：316百万元

4 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：1,117百万元
　　買い代金：491百万元
　　売り代金：626百万元

5 保利発展控股集団（600048）
　　売買代金：639百万元
　　買い代金：207百万元
　　売り代金：432百万元

6 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：518百万元
　　買い代金：196百万元
　　売り代金：322百万元

7 中国聯合網絡通信（600050）
　　売買代金：465百万元
　　買い代金：245百万元
　　売り代金：219百万元

8 通威（600438）
　　売買代金：450百万元
　　買い代金：136百万元
　　売り代金：314百万元

9 上海韋爾半導体（603501）
　　売買代金：389百万元
　　買い代金：231百万元
　　売り代金：158百万元

10 三一重工（600031）
　　売買代金：371百万元
　　買い代金：259百万元
　　売り代金：112百万元

　5日の香港市場は米株高の流れを引き継ぎ、買いが先行するか。前日のNY市場でダウ平均が133米ドル高と3営業日ぶりに反発し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3営業日ぶりに反発した。新型コロナウイルス感染症の防疫措置を緩和する中国の経済の回復への期待から景気敏感株などに買いが入った。4日の香港株の米国預託証券（ADR）は、大型ネット株のアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、国際金融株のHSBC（00005）、AIAグループ（01299）などが香港終値を上回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約290ポイント超上回って寄り付くことになる。

　ただ、上値は重いと予想する。ハンセン指数は前日に3％超上昇し、終値ベースでおよそ5カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが出やすい。12月の米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨で金融引き締めを継続する方針が改めて確認されており、米連邦準備理事会（FRB）による利上げ継続への警戒感が再び強まった。米現地時間の6日に予定している米雇用統計の発表を前に、様子見ムードも漂いそうだ。