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年明け3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.88%高の3116.51ポイントだった。深セン成分指数は0.92%高の11117.13ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7888億3400万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。中国国家統計局と中国物流採購聯合会が12月31日発表した2022年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と非製造業PMIがともに2020年2月以来の低水準を更新したことなどを受け、景況感の悪化を嫌気する売りが先行。ただ、防疫規制の緩和で景気が回復するとの期待や、当局の景気下支え策への期待も根強いなか、売り一巡後は上向きに転じ、もみ合いながら上げ幅を拡大。心理的節目の3100ポイントを回復し、終値ベースで昨年12月16日以来、およそ2週間半ぶり高値を更新した。 セクター別では、風力発電設備、通信サービス、造船が全面高。インターネットサービス、ソフトウエア開発も高い。半面、観光・ホテル、航空・空港運営、酒造が売られた。 A株市場では、自社A株買い計画を発表した家電メーカーの海信家電集団(000921)がストップ高。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)もストップ高まで買い進まれた。IT関連株の啓明星辰信息技術集団(002439)、海能達通信(002583)、曙光信息産業(603019)や、血液製剤メーカーの上海莱士血液製品(002252)、漢方薬メーカーの華潤三九医薬(000999)が大幅高。半面、株主割当増資計画を発表した証券大手の華泰証券(601688)が急落したほか、食品関連株の洽洽食品(002557)、牧原食品(002714)、航空会社の春秋航空(601021)、空港運営の上海国際機場(600009)が下げた。 上海B株指数は0.95%高の284.64ポイント、深センB株指数は0.29%高の1160.68ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3116.51ポイント 前日比:27.25ポイント 騰落率:0.88% 上海B株指数 引値:284.64ポイント 前日比:2.67ポイント 騰落率:0.95% 深セン成分指数 引値:11117.13ポイント 前日比:101.14ポイント 騰落率:0.92% 深センB株指数 引値:1160.68ポイント 前日比:3.35ポイント 騰落率:0.29% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3887.90ポイント 前日比:16.27ポイント 騰落率:0.42% |
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年明け3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.31%高の20040.24ポイントだった。中国企業指数は1.25%高の6788.58ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で666億8000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面安で始まったものの、序盤にプラス圏に浮上して上げ幅を拡大。心理的節目の20000ポイントを上抜け、前場の高値圏で引けた。年末年始に官民が発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに前月から低下したことで、中国政府が景気下支えのため金融緩和や産業支援策の実施を進めるとの期待から買いが入ったもよう。朝方に安かった米ダウ平均指数先物が上げに転じたことも地合いの改善につながった。 個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)と医薬品開発受託の薬明生物技術(02269)が買われて相場の上昇を主導。通信株のチャイナ・ユニコム(00762)、カジノ株のサンズ・チャイナ(01928)と銀河娯楽(00027)が高い。一方、衛生用品大手の恒安国際集団(01044)、不動産株の碧桂園(02007)と碧桂園服務(06098)、ミネラルウオーター大手の農夫山泉(09633)が売られた。 |
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