29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.12％安の19675.85ポイントだった。中国企業指数は1.56％安の6667.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で715億5000万HKドル。

　ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。米長期金利の上昇が嫌気されたほか、防疫規制を緩和する中国本土で新型コロナウイルスの感染者が急増し、経済活動の停滞や中国の景気回復が遅れることへの警戒感が高まった。欧米の金融引き締めの長期化懸念や中国経済の先行き不安が強いなか、年末を前に手じまい売りも重荷となったもよう。

　個別では、碧桂園服務（06098）、龍湖集団（00960）、中国海外発展（00688）など本土不動産関連株や、阿里健康（00241）、JDドットコム（09618）などネット関連株の一角が安い。前日に高かったスマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）が反落した。半面、製薬株の薬明生物技術（02269）、翰森製薬（03692）が大幅に続伸。国産と輸入オンランゲーム計6本の認可取得を好感してインターネットサービス大手のテンセント（00700）が買われた。

ハンセン指数
　引値：19675.85ポイント
　前日比：-223.06ポイント
　騰落率：-1.12％

中国企業指数
　引値：6667.30ポイント
　前日比：-105.46ポイント
　騰落率：-1.56％

レッドチップ指数
　引値：3643.17ポイント
　前日比：-47.57ポイント
　騰落率：-1.29％

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