週明け26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は8営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.65%高の3065.56ポイントだった。深セン成分指数は1.19%高の10978.99ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6242億7600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、上げ幅を拡大した。前週末まで7日間続落した後とあって、自律反発を狙った買いが入った。国内で新型コロナウイルスの防疫規制の緩和で新規感染者が急増する一方、感染から回復した人で飲食店や映画館、観光地などの人流が戻ったと報じられ、消費持ち直しに対する期待も地合いを支えた。もっとも、高値追いの動きは限られ、前場半ば以降はおおむね3060−3070ポイントのレンジでもみ合った。
セクター別では、太陽光発電設備、風力発電設備が全面高。電源設備、観光・ホテル、バッテリーも買われた。半面、保険が全面安となったほか、教育、不動産開発、医薬品関連が下げた。
A株市場では、自動車メーカーの鄭州宇通客車(
600066)、BYD(
002594)、自動車部品メーカーの安徽中鼎密封件(
000887)、寧波均勝電子(
600699)、車載リチウムイオン電池メーカーの国軒高科(
002074)が高い。半導体関連のTCL中環新能源科技(
002129)、旅行代理店の中青旅控股(
600138)、送電技術会社の国電南瑞科技(
600406)も上昇が目立った。半面、不動産株の保利発展控股集団(
600048)、華夏幸福基業(
600340)、教育関連の中公教育科技(
002607)、医薬品メーカーの上海復星医薬(
600196)などが売られた。
上海B株指数は1.08%高の278.24ポイント、深センB株指数は0.45%高の1140.77ポイント。